寒さ、結露、朝の凍結ーー不安を挙げだすとキリがない…。
冬の車中泊は「装備さえ揃えれば大丈夫」なものではありません。

でも実際は、装備と考え方を押さえれば冬の車中泊は成立する。
冬の夜に必要なのは、「どこから冷えるのか」「何を優先して対策すべきか」
「お金をかけるべきポイント、かけなくていいポイント」これを知っているかどうかです。
この記事では、
冬の車中泊を快適にするための必須装備、温度別の準備目安、よくある失敗と回避策を、実体験ベースでまとめました。
冬に車中泊を考えている人が、「これならいけそう」と判断できる内容になっています。
冬の車中泊はなぜ別格で難しい?
雪が無い地域だといつも通りの装備で何とかなりますが、スキーなどで山で車中泊をするときは氷点下まで冷えるので秋とは次元が違います!!
しっかり断熱をしておかないと車内は外気温とほぼ同じになります…窓の断熱も大切ですが、車自体の断熱も肝になってきます!!
子ども連れだからこそ「ちゃんと寝れるか」が超重要!遊びに行ったのに眠れないと身体への負担が大きくなってしまうので快適に寝れるポイントを押さえています!
冬の車中泊の必須装備!

- 冬用寝袋or毛布
- 銀マット+インフレータブルマットの二段構え
- 窓断熱(サンシェード・シェード+毛布)
- 電源(ポータブル電源or無し運用)
- 朝イチの濡れ問題の対策

詳しく見ていこか~!
冬用寝袋or毛布どっち??
冬用の寝袋は快適な夜を過ごせますが値段がどうしても高くなってしまうので初めての方にはどうしてもハードルが高くなってしまいます…。
寝袋などに予算を使える方と出来るだけ安く済ませる方法をご紹介します!!
予算をかけられる人の正解ルート
寝袋は快適温度−5℃〜−15℃の物が推奨でNANGA、モンベル辺りがおすすめです!
安い物もありますがダウンの量が少なく、保温力と耐久性が劣ってしまうのでここはしっかり準備をしましょう!
| ブランド/モデル | 快適使用温度(メーカー表記) | 下限(または使用可能)温度 | ダウン量(g) | 価格(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| NANGA — AURORA-TEX LIGHT 750DX | -8℃ | -16℃ | 750g(スパニッシュダック760FPクラス) | ¥60,000〜¥70,000 | 防水透湿素材「AURORA TEX」採用。冬キャンプ〜低中高度登山向けの定番。 |
| mont-bell — Seamless Down Hugger 800 #0 | -6℃(快適) | -13℃(使用可能) | 「中綿=800FP EXダウン」、ダウン量は明記なし/総重量は製品ページ参照 | ¥49,000〜¥60,000 | モンベルはフィルパワー表記重視/#0は冬用寄り。メーカーは「快適/使用可能」を明確に表示。 |
| Rab — Neutrino Endurance 600 | 約-9.5℃前後 | 記載あり(モデル依存) | 約600 g(メーカー表記・モデルにより差) | ¥40,000〜 | 撥水ダウン採用のモデルあり。軽量寄りで保温性能高め。 |
| Western Mountaineering — AlpinLite | 約-6〜-7℃相当 | — | ダウン充填量はモデルにより変動 | ¥50,000〜 | ハイエンドで長寿命・保温性良。国内流通は少なく価格高め。 |
| ISUKA / 国内モデル | 製品により-10〜-15℃対応モデルあり | 製品により | 中綿・モデルにより(化繊〜ダウン) | ¥15,000〜¥40,000 | 国産で価格帯広め。化繊で-15℃表記のものもあり、ダウン量を明示するモデルも。 |
※モデルごとの「快適温度/下限温度」「ダウン量」「価格」はページによって表記差や改定がある可能性があります。また、表示より実際は 体感で5℃前後寒く感じる場合 もあるため、余裕を見た選定(表示より暖かめのスペックを選ぶこと)を推奨します。購入前に販売ページを最終確認してください。
- 白馬(長野・標高高)−5〜−10℃(冷え込む日は−15℃前後)
快適温度−8℃〜−15℃クラス - 大山(鳥取・山麓〜スキー場周辺)−1〜−6℃(標高が上がると−8℃前後)
快適温度−3℃〜−8℃クラス - 氷ノ山(兵庫/鳥取境・高標高)−3〜−10℃(厳冬期は−12℃前後)
快適温度−5℃〜−12℃クラス
予算をかけたくない人の知恵ルート
我が家では冬に車中泊をしますが冬の山での車中泊となると年に数回程度…そうなるとなかなか高価な寝袋には手が出ません…。ましてや家族の人数分となると出費がえげつないです(笑)。
高価な寝袋が無くても「空気層を作る」ことが大切です!

我が家では『ニトリNウォーム』のシーツと毛布、さらに追加で毛布を使用しています!
※羽毛は嵩張るのと湿気るので使用していません。
この組み合わせですと1万円程度で装備を揃えることが出来ます!!
これでも寒い時は電気毛布を使用しています!
電気カーペットも検討しましたが消費電力が大きいので採用していません。
湯たんぽという選択肢もありますが、お湯を沸かすのにガスコンロか電源が必要になります。
また電気毛布を使うとポーダブル電源が必須になってきますが、冬用の高級寝袋を家族の人数分揃えることを思うとコストはだいぶ抑えることが出来ます!
冬用の寝袋は年中使えませんが、ポーダブル電源は1年中使い道があるので検討してみては!?
銀マット+インフレータブルマットの二段構え
寝袋でも毛布でも「空気層を作る」ことが大切です!
地面からの冷気が一番の敵なので断熱をケチるとどんなに良い寝袋でも寒い…車も含めて断熱はしっかり行う必要があります!

銀マットはホームセンターなどで安い物が売っているのでそれをカットして使うことも出来ます!また、少し分厚さのあるものだとアウトドアブランドからも販売されているので銀マットはどちらでも大丈夫です!
我が家ではインフレータブルマットはの車中泊旅の相棒の『ソトネノキワミ』を使用しています!
インフレータブルマットは10cm程度あれば冷気は遮断できます!比較もしていますので参考にしてみてください!
窓断熱(サンシェード・シェード)
放射冷却で一番冷えるのは「窓」。窓をしっかり断熱出来れば車内の快適度が上がります!
寝る場所の近くに窓があればそこはしっかり断熱していきましょう!
ここでも『銀マット』を窓枠にぴちっと合うように加工すれば安く済みます!できれば厚みは1cm程度のものを選んでおけば安心です!
我が家の相棒は『ハイエース』なのでそれに合ったシェードを購入しています!
電源(ポータブル電源or無し運用)
電源を確保する方法は大きく3つあります!
①ポーダブル電源
おすすめ度:★★★★★
- 寒冷地では容量が減りやすい点だけ注意!
- スマホ充電、電気毛布(短時間)、照明に使うだけなら300〜500Whあれば冬の一晩はOK!調理で電気を使うなら1000Whあれば安心!

これが一番楽っスよね?

せやな、ちょっと高価やけどまずはコレでええで!
②サブバッテリー
おすすめ度:★★★☆☆
- 導入コスト&施工が必要
- 走行充電で電力を確保できる
- 夏はエアコン、冬はFFヒーターを稼働できる!!

この装備は本格的に車中泊を続ける人向けやな♪
③RVパーク
おすすめ度:★★★★☆
- スキー場周辺は数が限られる
- 外部電源が使えて電気毛布も安心
- 冬の失敗しない選択肢

電源があれば快適に過ごすことが出来ますが、電源がなくても寝袋やマットなどの保温型装備を整えれば、冬の車中泊は問題なく成立します!
電源はおまけなのでまずは寝袋、マット、断熱をしっかり対策しましょう!またカイロや服装はその時に合わせて調節すれば快適に過ごすことが出来ます!
朝イチの濡れ問題の対策
冬の車中泊で地味にキツいのが、朝イチの全部が濡れてる問題・・・。
でも冬の車中泊は濡れるのが失敗じゃない!濡れる前提でどう動けるかが快適さの明暗を分けるポイントです!
①結露対策!まず拭く前提で準備する!
窓、スライドドア、リアゲートはほぼ100%結露する!!放置すると寝袋や着替えなどが濡れて冷えるので拭けるところは拭いていく!
我が家では吸水スポンジとマイクロファイバークロスの二刀流です!
使用後はジップロックかビニール袋に入れてください!そうすることで湿気を車内に戻さないように出来ます!
②凍結対策!朝の出発できないを防ぐ!
ドア、スライドドアが凍って開かない…。フロントガラスが凍結して見えない…。これでは出発出来ないので、
・出発前にドアゴムに薄くシリコンスプレーを吹いておきます。するとドアが凍って開かなくなることを防げます!
・フロントガラスの凍結には解氷スプレーかぬるま湯(熱湯はフロントガラスが割れるリスクがあるので禁止です!)が良いですが大雪になると追いつかないので、その時はスノーブラシがおすすめです!

車のワイパーは立てとくのがおすすめやで♪
※番外編
雪対策!車内に持ち込まない動線を作る!
スキー靴やウェアが一番濡れるので車内に水分を持ち込むと一気に湿度UPして結露の原因に…。
我が家ではコンテナボックスにガサっと詰め込んでルーフラックに固定しています!
温度別、どこまで装備が必要?
温度帯ごとの装備の目安はこんな感じです!
| 最低気温の目安 | 想定エリア例 | 装備レベル | 寝袋の目安 | 窓断熱 | 暖房・電源 |
|---|---|---|---|---|---|
| −3℃前後 | 氷ノ山(暖かめの日)関西低山 | ★★★☆☆ (最低限+α) | 快適温度−5℃ | 前後のみでも可 | なくてもOK |
| −5〜−8℃ | 氷ノ山・大山冷え込む夜 | ★★★★☆ (安心装備) | 快適温度−10℃ | ほぼ全面推奨 | あれば安心 |
| −10℃以下 | 白馬・信州標高高 | ★★★★★ (完全武装) | 快適温度−15℃ | 全面必須 | 電源orFF推奨 |
子どもは体温調節が未熟で寝汗から寝冷えのリスクがあるので、表の装備レベルよりワンランク上を基準に考えるのが安心、安全です!
冬の車中泊のよくあるトラブルと回避策
| よくあるトラブル | 起きやすい原因 | 具体的な回避策 | 一言アドバイス |
|---|---|---|---|
| 夜中に寒くて起きる | 寝袋の性能不足 床冷え | −5℃以下対応寝袋 銀マット+マット | 寝袋より床対策優先 |
| 寝袋・服が濡れる | 結露・湿気 | 吸水クロス常備 起床後すぐ拭く | 濡れる前提で動く |
| 朝フロントガラス凍結 | 放射冷却 | ワイパーを立てる 解氷スプレー | 朝の5分が命 |
| 車内が雪だらけ | ブーツ・ウェア | コンテナで脱ぎ履き | 子ども靴は要注意 |
| 子どもが寝汗で冷える | 着込みすぎ | 化繊インナー 着替え準備 | 厚着=正解じゃない |
| 電源切れ | 寒冷地で容量低下 | 電源に頼りすぎない | 保温が主役 |
- 子どもが寝汗で冷える
熱を出して遊べなかった事もあるのでここはしっかり管理してあげることが大切です! - 夜中に寒くて起きる
寒いとトイレも近くなるので夜中のトイレが地獄です…。 - 電源切れ
サブバッテリーやポーダブル電源が切れると暖房器具が使えなくなるので余裕を持ちましょう!

…冬ってトラブル多いっすね。

せやから想定して準備が大事やねんで!
冬の車中泊Q&A(FAQ)
Q.冬の車中泊はエンジンをかけっぱなしにしても大丈夫?
A.基本的にNG。一酸化炭素中毒・近隣迷惑・燃料切れのリスクが高いので、保温装備を整えエンジンOFF前提で成立させるのが正解。
Q.氷点下でも本当に寝られる?
A.装備が合っていれば問題なく寝られる。ポイントは「寝袋の性能」と「床からの冷え対策」。
−5℃以下対応の寝袋+マット断熱で体感は大きく変わります!
Q.電源がなくても冬の車中泊は可能?
A.可能です。暖房家電に頼らず、高性能寝袋+マット・毛布+湯たんぽ・カイロなどの保温型装備が整っていれば成立するのでしっかり準備を!
Q.子ども連れで特に注意することは?
A.寒さより「汗と濡れ」。着込みすぎで寝汗が冷えるので着替えは必須!
Q.車中泊できる場所はどこが安全?
A.道の駅・RVパーク・車中泊可の駐車場。スキー場周辺は除雪・早朝作業・通行規制に注意。事前に公式・口コミ確認が安心。
Q.冬の車中泊は初心者でも大丈夫?
A.準備と場所選びを間違えなければ初心者でも可能です。最初は人の多い場所や気温が極端に下がらないエリアから始めるのがおすすめです。
冬の車中泊は我慢大会じゃない!快適に眠れて、気持ちよく朝を迎えられるかが正解。
冬の車中泊、結局一番大事なことは『無理をしないこと』です!
「寒そう」「しんどそう」と感じたら撤退できる余裕が冬の車中泊では最大の安全装備になります。


慣れてくると車内で食事を作ったり、トランプをして楽しむ余裕も出てきます!!
冬の装備チェックリスト

□寝袋
□マット
□窓断熱
□湯たんぽ、カイロ
□着替え
□結露対策
□温泉セット
□充電
これくらいの準備があれば安心できるかと思いますので忘れ物の無いようにお願いします!
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最後にひとこと。
冬の車中泊は、
少しだけ勇気がいる。
でも夜が静かで、
朝の空気が澄んでいて、
その時間は確かに特別やった。
寒さも手間も含めて、
それが冬の車中泊。
暖かい部屋では残らない、
そんな思い出が、ちゃんと残る…。








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